仮想通貨やNFTの取引を行う上で必要不可欠なものがウォレットです。その中でも、現在推定3000万人の利用ユーザーがいると言われているウォレットがメタマスクです。NFTのサービスが次々とリリースされ、NFTの購入にチャレンジしてみようという方も増えてきております。
ここでは、NFTの取引に必要不可欠なメタマスクについて、「何ができて何ができない?」「PC版とスマホ版に違いは?」といった疑問について解説していきます。
目次
「メタマスク」は、イーサリアムブロックチェーン上のアプリケーションにアクセスするために必要なウォレットアプリです。具体的には、PCやスマホにメタマスクをインストールすることで、イーサリアムブロックチェーン上で動作するウェブサイトやDAppsにアクセスすることができます。またアクセスや取引だけでなく、イーサリアムのトークンを保管することもできます。
メタマスクをまだ登録していないという方は、こちらの「メタマスク(MetaMask)の設定方法(PC版)」をご参照の上、ご登録ください。
イーサリアムを中心としたメタマスク対応のトークンの送受金ができます。
イーサリアム上で発行されたNFTを受け取りや、送信、または保管ができます。
対応チェーンのDeFiやDAppを利用する場合、メタマスクがアカウント代わりになり、承認を行うことで、各サービスの利用ができます。
たとえば、Uniswapにアクセスして、トークン交換やレンディング、ステーキングを行うことができます。
メタマスクは、すべてのブロックチェーンに対応しているわけではありません。基本的には、イーサリアム系のブロックチェーンや互換性のあるブロックチェーンにのみ対応し、それ以外のチェーンの取引には利用できません。そのため、ビットコインの取引はできません。
メタマスクを利用して、仮想通貨やNFTの取引をする場合は、上述の対応チェーンを参照してください。
メタマスクは利用できるブラウザも限られています。メタマスクの拡張機能が使えるブラウザは以下のブラウザになります。SafariやEdgeでは使えませんので、ご注意ください。
メタマスクは、対応チェーンで説明したとおり、対応しているブロックチェーン以外で発行されたNFTには直接対応していません。
例えば、22年に爆発的な人気を誇った「STEPN」のNFTは、BSCチェーン対応(いわゆるB国)のものはメタマスクにインポートできます。一方で、Solanaチェーンはメタマスクに対応していませんので、Solana対応(いわゆるS国)のNFTは、インポートできません。
メタマスクのPC版とスマホ版では概ねできることは同じです。しかしながら、PC版では「NFT」の表示メニューがありません。ここでは、メタマスクPC版とスマホ版の細かな違いの解説とともに、メタマスクPC版でのNFT表示方法を解説します。
メタマスクのPC版では、スマホ版のように「NFT」のメニューがないため、「PC版ではNFTは表示できない」とお思いの方も多いのではないでしょうか。
メタマスクのPC版は、「NFT」のメニューがないだけで表示させる方法はあります。以下の手順で、保有しているNFTを確認することができます。以下の手順例では、CryptoNameで取得したNFTドメインをメタマスクPC版で表示させています。
1.メタマスクのプラグインをPCのChromeにインストールしたら、「ポートフォリオサイト」をクリックします。
2.ポートフォリオサイトをクリックすると、「接続の承認画面」がでてきますので、「Connect Metamask」をクリックしてください。
3.「Metamask Portfolio dApp」というページがChromeのタブで表示されます。ページ上のNFTsのメニューをクリックしてください。
4.保管しているNFTが表示されていることを確認
CryptoNameで取得したNFTドメインは上記の様に表示されます。NFTドメインにプロフィール設定すると、こちらの例(表示右)のように画像も表示されます。
もちろん、すでに保有しているNFTがある方は、保有しているNFTが表示されます。
本記事では、メタマスクでできることやできないことのまとめと、メタマスクPC版でのNFT表示について解説してきました。
NFTドメインもきちんと表示されます。NFTドメインを取得して、メタマスクで表示させてみましょう!